亜季の価値観・感覚ブログ 
 
 
 
 

美術館スキュルチュール江坂

ずっと気になってて行ってなかった、結構、家から近い『スキュルチュール江坂』という美術館へ行ってきました。

行ってみると、もう感動!
こんなところに、こんな素敵な空間があったなんて!!(´д`;*)ナニココ!? と感じてしまう素敵な空間でした。
美術館スキュルチュール江坂
スキュルチュール江坂は都市内の工場跡地に造られた「アメニティ江坂」という施設の中央部にあり、全国でも珍しい小さな小さな彫刻専門美術館
デッサンも展示してあるんですが、やっぱりそれも彫刻を造るための下絵としてのデッサンでした。

建物は、緩やかに波打つ芝生広場を中心とした屋外の彫刻庭園の中に馴染むように低くボリュームが抑えられ、第21回大阪都市景観建築賞(大阪まちなみ賞) 奨励賞を受賞しています。

館内に一歩入ると別世界。 壁や床の赤いレンガが生きていて、木工家具で有名なジョージ・ナカシマの椅子たちがシックリ馴染むように置かれた静かで穏やかなたたずまい。

切り取られた四角い壁が広い庭へとずれて配置され、そこの隙間から見え隠れする広い芝生の庭園。 デザイン的には今ではさほど珍しいものではないのだけれど、建物よりも広い芝生の上にあるという立地がホントにいい。 時間の流れが違います

あまりにも私の”ツボ”を突きすぎで感動して泣きそうになりました(;▽;)

そしてメインの彫刻作品ですが、作品数が9体の近・現代作品と、20世紀作家に影響を与えたアフリカの小品いくつかだけ。 美術にあまり興味がない人には見応えにかけるかもしれません。 でも、集められた作品のレベルが違います。

こんな小さな美術館に、ロダン、ジャコメッティ、アリスティード・マイヨール、ヘンリー・ムーア、ジョージ・ナカシマ、メダルド・ロッソ、ザッキン、アントワーヌ・ブールデル、マリーニ、マルタパン、マンズー・・・と、美術好き(特に彫刻好き)にはたまらない世界有数の半端ない名作揃い!


個人的に気に入ったものをいくつか紹介。
 
 
 
 

猫の建築家

『 猫の建築家 』
森 博嗣 (作), 佐久間 真人(画)


初めて見つけたとき、猫がなにか建造物を作るのかな?と思って目を輝かせた本。

でも、中を開いてみるとビックリ!
猫は建築家である前に思想家でした。 哲学的。

建築と暮らし(猫の?)における共生、形、機能、美を考える猫。

建築は求められる場所に求められる形で求められる機能を持って存在すべきで、それを実現するためには『思慮と観察』が必要であると。

ただひとつ分からないのは、役目を果たし終えた古い建物や設備がなぜ取り壊されずに放置されていたり、むしろ逆に大切に扱われたりするのか? ということ。

その裏には『美』という曖昧で不可思議な価値が存在するからなのか?
機能や形を超える『美』とはなんなのか?
そもそも『美』という価値は存在しうるものなのか?

『美』があるとするなら、時間や時代の流れの中での建築の『動き』との関連性があるのではないか?

でも、自分(主役の猫さん)が造りたい建築は機能を果たし終えても残るべき『形』であって欲しい。
造るべき建築に壊れて役目も持たずとも自分が生まれ変わった時にも慎ましく『孤独な継続』を待ち望みたいと。



・・・深い。
猫の建築家、深いよ。

『猫』をまんま『人』と置き換えて読んでも違和感のない絵本。



ひとつ残念だったのは、絵本がそうして試行錯誤するところ終わってしまっているので、猫の建築を見てみたかったな。

猫も建築も好きな人にはたまらない大人のための絵本です。
佐久間さんの『白』の生きたイラストも素敵。
 
 
 
記事一覧
 
* * *


携帯URL][QRコード
芸術系サーチエンジン
FC2専用プラグイン・テンプレ
 
 
 
 
 
 
プロフィール
 
亞季
●カジサアキ●
1981年10月3日生まれ
大阪府茨木市在住
E-mail
切り貼り絵アート制作
アートイベント企画運営
住宅意匠設計アシスタント
子供造形教室講師
メイン公式サイト